業販市場なら、ご希望車両の評価点開示で安心!
車の品質について、中古車オートオークションで行われているのが査定の際に付けられる評価点です。この評価点で中古車業者は車の品質を実際の車を見る以外に程度を見極める1つの基準としています。
中古車オークションの評価点とは?
評価点とは、中古車のコンディションによるランク分けを意味します。
中古車オークション会場では出品車両の1台1台を検査して査定を行い、一定の基準に基づいて「評価点」をつけています。
オークションにとって出品車の査定は、オークションの『信憑性』をを反映するため、オートオークションの査定は、常に公平に一定の基準にのっとって行われています。そんな評価点ですが、一般的にユーザーの目にふれることはほとんど有りません。
ですので、ユーザー様にはそうしたことが中古車市場で行われていることを知る人も少ないと思われます。
中古車は一台一台状態や程度が同じ物は決してありません。その規定に沿って評価した結果付けられる点数ですので目安としてとらえて下さい。
評価点の基準
評価基準には人気とか希少性といった、中古車の値段を左右するような要素はまったく入りません。
あくまでオークションに出品される車両が、
○中古車としてどれくらい良いものなのか、
○あるいはどんなところにマイナスポイントがあるか
検査した上で行われるランク付けで、中古車販売業者がオークションで仕入れようとする中古車に対してオークションが責任を持ちます。
「コンディションの目安を数字で表示した指針」となります。
評価点採点基準は大まかなところでは一緒なのですが、細かい規定は各オークション会社によって判断基準が違います。
当店では、この出品票評価を元にお客様に修復歴のある・無しとお伝えしています。
評価点の詳細
評価点 | 内外装評価 | 基準内容 |
S点 | Aランク | 新車同様と思って下さい。名義登録1年10,000km未満で、ほとんど無傷で無修正のもの。 |
6点 | Aランク | 一般の方ではまずS点と見分けがつかないです。 エンジン及び足回り関係が良好で 30,000km 未満 、ほとんど無傷で無修正で修理の必要がないもの。 |
5点 | Aランク | かなりの高評価です。気になる傷等有りません。
エンジン及び足回り関係が良好で60,000km 未満 、目立たないキズやヘコミはあるものの 内外装ともほとんど加修の必要のないもの 。外装部品の交換のないもの。 |
4.5点 | Bランク以上 | 中古車としてこの評価なら十分程度極上の車です。 100,000km 未満で、内外装とも軽微な補修をすることにより5点に準ずるもの 。 |
4点 | Cランク以上 | この点数は高評価に違い有りませんが現車要確認です。 150,000km 未満 目立つ傷、ヘコミ、錆、焦げ、破れが少々あり加修が必要と思われるもの。 |
3.5点 | Dランク以上 | 中古車として程度良好と言えるのはこの位までです。 150,000km未満で、大小の板金や加修を必要とするところが数ヶ所あるもの多少の焦げ穴、破れ等があるもの。 |
3点 | Eランク | 内外装共に気にならないなら。また修復歴評価と紙一重です。全補修、交換、張り替えを必要とするもの 。 |
2点 | 商品価値の低い車です。やめましょう。 | |
1点 | 改造車、災害車(塩害・雹害・冠水車など) 粗悪車、競技車(ラリーやダートライアルなど) |
|
R-A点 | 修復歴車ですが、軽度なもの。 | |
R点 | 修復歴車。フレーム修正まで行っている物が多いです。 しっかり治っていれば通常走行には問題ない場合も多いです。 R点と知っていて購入する分には割安感があります。しかし当社では進んでおすすめはしません。 実際に走行してみないと分からない不具合の可能性も否定できません。 |
|
X点 | 極端に古い年式の車、レプリカ車、クラッシックカーなど評価困難なもの。 |
評価点の基準
走行距離 | 走行距離の記入例 |
実走行の場合は、現在のメーターのおおよその距離または検査した時点のメーター読み距離を記載します。 → |
|
走行不明車 | |
修復歴と一緒で購入時に知っていて購入する分には格安です。 また、実走行だが記録簿等証明するものがない為、「走行不明」として出品してしまう業者もいます。必ずしも粗悪車というわけではありません。 過去の点検記録簿・走行管理システム等によってメーターが巻き戻されていることが確認できる車輌。
認証・指定工場でメーター交換されたことを証する書面がある車輌。
上記以外で記録簿等で走行を確認できない車両。 |
シフト | 走行距離の記入例 |
マニュアルトランスミッションまたはオートマチック車であるかということです。 最近増えてきましたが、オートマチックでも、床からシフトノブが出ているフロアシフトと、ハンドル脇にシフトがあるコラムシフトとがあります。 同一車種でも年式等によっては変更がある場合がありますのでご注意ください。 マニュアルトランスミッション車です。シフト数により5MT、4MT、6MT等記載されます。
フロアオートマチック車です。現段階では一番多いオートマのタイプです。
コラム式オートマチック車です。フロントベンチシート・ウォークスルーに採用されます。 |
エアコン | エアコンについて |
ほとんどの車に標準装備ですが、種類はさまざまです。 シングル&マニュアル操作エアコンです。しかし、出品業者によっては出品表記時に何でもかんでもACと記載してしまう場合もあるのでオートエアコンその他だったりする場合もあります。
オートエアコンです。マニュアル操作と違い、設定温度に自動的にしてくれるエアコンです。
ダブルエアコンです。(マニュアル)。全席と後席両方に付いているものです。
ダブルオートエアコンです。 |
修復歴
過去に交通事故その他の災害などにより、自動車の車体の骨格部位を損傷し、「修正」あるいは「交換」により修復したことをいいます。事故を起こしてなくとも修復歴に該当する車体の骨格部位(主に内鈑やフレーム)が損傷もしくは修正されていた場合は修復歴となります。逆に事故を起こしてはいても、バンパーを交換した、ドアのへこみを戻し塗装した、だけでは修復歴にならず、交換跡、修理跡と判断されます。
自動車公正取引協議会によって定義されている「修復歴」は、下記の9ヵ所です。
1.フレーム
2.クロスメンバー
3.フロントインサイドパネル
4.ピラー(フロントセンター及びリア)
5.ダッシュパネル
6.ルーフパネル
7.フロアパネル
8.トランクフロアパネル
9.ラジエータコアサポート(交換のみ)
検査記号表
瑕疵 | 記号 | レベル |
キズ | A1 | 約10cm程度の傷 |
A2 | 約30cm程度の傷 | |
A3 | A2を超える傷 | |
ヘコミ | U1 | エクボ・ゴルフボール程度までのヘコミ(小) |
U2 | ベースボール程度までのヘコミ(中) | |
U3 | 加修で直る程度のヘコミ(大) | |
キズを伴うヘコミ | B1 | ゴルフボール程度までの傷を伴うエクボ・ヘコミ(小) |
B2 | ベースボール程度までの傷を伴うヘコミ(中) | |
B3 | 加修で直る程度の傷を伴うヘコミ(大) | |
補修跡塗装波 | W1 | 良質な仕上げの補修跡塗装波 |
W2 | 通常の仕上げの補修跡塗装波 | |
W3 | 再補修を要す補修跡塗装波 | |
さび | S1 | 小錆数箇所まで |
S2 | ゴルフボール大までの錆 | |
S3 | ベースボール大までの錆 | |
その他表現 | X | 好感を要す |
XX | 交換済み | |
ワレ | 割れ | |
色アセ | 色褪せ | |
Pアト | ペイント跡 | |
C | 腐食 | |
ガラス | リペア跡 | 良好な仕上げのガラスリペア跡 |
トビ石 | ガラス点傷 | |
ヒビ | 約1cm程度までのガラスヒビ | |
ワレ | ヒビを超えるガラスの割れ | |
X要す | リペア不可 外板に割れがある場合 |
※リペア良好→ヒビが全く消えているもの(上限4.5点)
※リペア不可→ヒビが残っているもの(上限4点)
幌(ホロ)の補修について:ガムテープ等による補修は補修扱いとしない→ホロ切れ、破れとする。
U5はX(交換要す)とみなす。